【虫の画像無し】秋は危険な生物がいっぱい?!注意したい危険生物と対策方法

昆虫・その他危険生物の画像は一切ありません。
生物が苦手な人でも安心な記事になっています。
秋(9月~11月)は行楽シーズンです。紅葉狩りやブドウ狩りなどのイベントを楽しめる季節です。
夏に比べて涼しく過ごしやすい気温が続きます。
しかし、人間だけでなく危険生物もいまだ活発になる時期でもあります。
せっかくの楽しい季節が、危険な生物で台無しにされては困りますね。
そこで今回は「秋シーズンに注意したい生き物」と「その対処法」をご紹介します。
秋のスズメバチ
生物の説明は最低限に「実用的な対処法」をメインに紹介します。
危険生物として有名なスズメバチ。
様々な情報サイト・メディアで注意をしているだけに、如何に危険があるか十分にわかります。
特にキイロスズメバチ・オオスズメバチは9月~11月まで危険性があるハチです。
十分に注意しておいて損はないでしょう。
スズメバチの対処方法
強い香りでハチを刺激しない—
強い香りは、蜂を警戒させます。近くに寄ってきて襲われる可能性もあります。
香水、ヘアスプレーを多用する人、風呂にあまり入らない人は要注意。
香水などの使用を控え、お風呂にしっかり入り体臭を抑えることが大切です。
暗い色の服を避ける—
秋物の服はどうしても、黒かダーク系の色が多くなりがちです。
「蜂は黒色を襲う」と言いますが 間違い です。
ハチは、白と黒でモノを判断しています。言うならばモノクロの世界ですね。
なので、実際は「暗い・濃い・ダークな色」が襲われやすいです。
じゃあ白い服なら安心だね!
白くても動いたら刺されるよ
あくまで、ダークな色が襲われやすいだけです。
スズメバチは動くものを襲います。
「動く白色」「動かない黒色」なら、蜂は「動く白色を襲う」でしょう。
そのため、白い帽子をかぶり姿勢を低くして動かないようにしましょう。
また、「首や頭を覆う衣服」「長袖長ズボン」はとても大事です。
首と頭を守ることで、刺されにくく重度化することを避けることができます。
ファッションの一つとしてスズメバチ対策を意識してもよいでしょう。
ハチが襲ってきたら慌てない—
スズメバチが近くによって来たら、巣が近くにある。または、餌を探している可能性があります。
慌てて手で払ったり、身体を動かしたりする行為はNGです。
刺激して刺されます。
パニックに陥らず、まずは動かない!
そして、「ゆっくり静かに逃げる」か「頭を低くして蜂が去るまで完全停止する」か判断しましょう。
蜂の羽音が聞こえたら、冷静な判断をできるようにしておきましょう。
たまに「カチカチと警告音がしたら注意!」とありますが…
雑音が多い場所では「蜂の警告音なんて聞こえない」です。
羽音がしたら動きを止めて判断するくらいの慎重さを持っておきましょう。
これだけやっても絶対安心ではありません。
ハチの巣は天然の地雷—
スズメバチは獰猛な蜂です。いきなり襲われ刺されることも珍しくありません。
特に不可避なパターンが「土の中の巣を踏んでしまうこと」です。
天然の地雷ともいえるハチの巣を踏んでしまったら、数百匹の蜂に襲われます。
病院直行コースです。
慌てず…というのは無理ですが、即救急車を呼びましょう。
蜂に刺されたらどうする?
スズメバチに刺されてしまったら
1、ポイズンリムーバーで毒をしぼりだす。(口で吸いだしては絶対ダメ)
2、傷口を流水で冷やしましょう。
3、 抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏を塗る
4、できる限り早く病院へ向かう
蜂の毒は水に溶けやすく、流水で冷やすことで毒を薄め患部を冷やす効果があります。
毒が薄まったら、抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏を塗って
できるだけ早く 病院へ行きましょう。
やってはいけないこと—
「毒を口で吸いだす」「傷口へ尿をかける」は絶対にダメ!
口腔内にキズ、虫歯があった場合、ハチ毒が体内に侵入します。
よくある死因が、気管が腫れて呼吸ができずに窒息死です。
ハチ毒で腫れて呼吸困難…想像したくないですね。
尿をかけると炎症を起こす可能性があります。
蜂に刺されると10分~15分ほどで症状が出始めます。応急処置で安心せずに病院で診てもらいましょう。
また、ハチ毒で命を失うことはあまりありません。
※多量の毒が入った場合は別です。
一番怖いのは「アナフィラキシーショック」です。言葉だけは有名ですね。
アレルギー反応の一つ。日本語で言うなら「免疫過敏症」。
「人間の免疫が暴走して自分の身体ごと壊してしまう」といったほうがわかりやすいです。
如何に命に危険があるかわかると思います。
「アナフィラキシー補助治療剤(エピペン)」を処方してもらい常に携帯しておいてもよいでしょう。
ドクガの危険性
「毒の蛾」とかいて「ドクガ」。文字通り、毒の体毛を持つ蛾です。
厄介なことに、幼虫もサナギも成虫も…一生を通して毒針を持っています。
あからさま毒をもっているぞ!とアピールしている見た目なので、好きで触る人もいないでしょう。
しかし、街路樹・深夜のライトにいる場合があり、誤って触れてしまう可能性があります。
ドクガの対処法—
スズメバチのように襲ってくるわけではありません。ドクガの被害は事故的なものです。
1、刺さった毛をガムテープ・ピンセットで除去する。
2、シャワー(45度以上)で5分以上温め洗い流し続ける。
3、抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏を塗布する。
あくまで応急処置なので適切な機関で診断してもらいましょう。
ドクガの毒はタンパク毒なので、熱を与えると変質して無毒化されます。
ですが、「刺さってから時間が経過した」「ぬるいお湯」だと逆効果です。
また、毛が残った衣服をそのまま放置するのは危険です。
抜けた毛も毒を含んでいます。一度お湯で熱しておくことをオススメします。
ムカデの危険性
誰でも知っているあの虫です。かまれると強い痛み・しびれ・腫れ・かゆみが出ます。
人間を襲う虫ではありません。
しかし、靴の中・洗濯物の中・布団の中に侵入してくる可能性があります。
ドクガと同様に事故的な被害が多いです。
刺された時の対処法—
1、ポイズンリムーバーで毒をしぼりだす。
2、シャワー(45度以上)で5分以上温め洗い流し続ける。
3、抗ヒスタミン系成分を含むステロイド系軟膏を塗布する。
概ねドクガの対処と同じです。
ムカデの毒でも「アナフィラキシーショック」はあり得ます。
応急処置で安心せず、できるだけ早く病院で診てもらいましょう。
マダニの被害
春と秋に注意すべき小さな虫です。
たかがダニ程度で大袈裟じゃない?
死者が出ている以上、注意すべきだよ
「日本紅斑熱」「重症熱性血小板減少症候群」「Q熱」などなど…
ウイルスを保持したマダニに噛まれることで様々な感染症を引き起こします。
最悪の場合、命を落とします。
マダニは、草むらがあるところならどこにでもいます。
なにより小さく、気が付かないうちに吸血されていることもあります。
マダニの対処法—
・マダニを近寄らせない
長袖長ズボンで肌の露出を少なくして、草むらをできるだけ避け、忌避剤を使用することが大切です。
・外から帰ってきたら肌をチェック
いかに早い段階で発見できるかが大切です。草むらに近づいた後はチェックしておいて損はないでしょう。
これらを実行しても、100%対処できるわけでは無いです。
肌についたマダニを発見したら病院(皮膚科)で除去してもらいましょう。
無理にひっぱると「マダニの一部が残る」「マダニの体液が逆流する」可能性があります。
また、ペットに付いている場合もあります。
散歩から帰った後はペットの体をしっかりチェックすることも大切です。
毒ヘビの危険性
日本の毒蛇は「マムシ」「ヤマカガシ」「ハブ」が有名です。
ハブやその他の毒ヘビは、主に沖縄周辺しか生息していないので、地域民は恐ろしさと対処法を知っているでしょう。
注意すべきは「マムシ」と「ヤマカガシ」です。
どちらの蛇も比較的おとなしいですし、基本的に臆病です。
危害を与えなければ襲ってくることも少ないです。
しかし、踏んでしまった場合は別です。
毒ヘビに噛まれた時の対処—
1、ヘビの種類を確認。
2、有毒ヘビならば、できるだけ早く病院へ!
毒ヘビに関しては、応急処置はないと思っておきましょう。焼け石に水です。
強いて言うなら「傷口に近くの体を締め付けるものを外す」くらいです。
腕を噛まれたら腕時計、手を噛まれたら指輪を外しましょう。腫れると食い込みます。
そして、早く病院へ向かうか、救急車が早く来るように祈っておきましょう。
ヘビに噛まれる = 絶対に命を落とす わけではありません。
冷静に・慌てず・迅速に病院へいきましょう。
まとめ
秋の危険生物と対処法はいかがだったでしょうか?
意外と人間をターゲットに襲ってくる生物は少なく、ほとんどが事故的なものでした。
しかし、スズメバチだけは人間を直接襲ってくるため、危険性がとびぬけて高いです。
危険生物の被害にあったら、適切な応急処置をして病院へ向かうことが大切です。
また、「どの毒も口で吸いだすのはNG」だということを覚えておきましょう。
致死性の毒でなくとも、気管が腫れて呼吸困難になる可能性があります。
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