2020年の土用の丑の日はいつ?誰でもわかる『土用』の簡単な解説付き

『土用の丑の日』と聞くと、暑い夏にウナギを食べる日をイメージする人も多いと思います。
実は、夏だけでなく「季節ごとに必ず1回ある日」だと知っていましたか?
今回は「2020年の土用の丑の日」と「土用に関する豆知識」を合わせて解説していきます。
2020年の土用の丑の日
2020年の土用の丑の日は次の通り。
春 4月16日、28日
夏 7月21日、8月2日
秋 10月25日、11月6日
冬 1月23日
一般的に思い浮かべるのは、夏の「土用の丑の日」なので2020年7月21日と8月2日です。
2度ありますが、この場合は1回目を「一の丑」、2回目を「二の丑」と読んでいます。
土用の丑の日って誰が決めているの?
毎年同じ日が土用の丑の日なの?
こういった疑問もわいてくることでしょう。
ですので、簡単にわかる土用の丑の日についてまとめてみました。
土用の丑の日の簡単な説明
まず初めに『土用』とは
古代中国の学説であり自然哲学の思想の一つ「五行思想(五行説)」というのを知っていますか?
「全ての物は火・水・木・金・土の5つの元素からなる」とか「それぞれの元素が互いに影響を与えて変化していく~」みたいなやつです。
漫画の「NARUTO ナルト」やゲームなどで「聞いたことあるなー」くらいの認識でOKです。
古代では、自然現象の変化・政治・占いなどの分野の基本として用いられることが多く、自然現象である四季も5つの元素が割り当てられていました。
木―春
火―夏
金―秋
水―冬
残った「土」は、立春・立夏・立春・立冬の直前の季節の変わり目(18日~19日)に割り当てられて「土旺用事(どおうようじ)」略して「土用」とされました。
ザックリと「土用って季節の変わり目なんだなー」程度に覚えておきましょう。
次に『丑の日』とは
土用(18日~19日)の期間のうち、12周期で巡ってくる干支の丑に当たる日のことです。。
干支は、現代では「今年の干支」として知られていますね。戌年生まれ・申年生まれ~といったアレです。
※正確には、十二支と五行思想に基づく十干(じっかん)を組み合わせた60種類が干支です。
例えば、カレンダーを見てみると大安や仏滅と一緒に「丙子(ひのえ・ね)」「丁丑(ひのと・うし)」と書かれているはずです。
このうち、「丑」が付いている日が「丑の日」です。
子・丑・寅・卯・辰~と12周期…つまり12日間で1週するため、土用の入り(土用の初日)が『丑の日』だと「土用の丑の日」が2回あることになります。
この場合、1回目を「一の丑」、2回目を「二の丑」と呼びます。
要点をまとめると
『土用』とは、立春・立夏・立春・立冬の直前の約18日間の「季節の変わり目のこと」
『丑の日』とはカレンダーの干支で丑と付く日
つまり「土用の丑の日」というのは
「季節の変わり目のうち、暦の干支で丑が付いている1日(または2日)のこと」です。
季節の変わり目ですので、4つの季節に必ず1度は「土用の丑の日」があります。
ウナギだけじゃない土用に食べる食べ物
「夏の土用にはウナギ」と言ったように、季節ごとの土用には○○を食べるといいと言われている風習があります。
各季節の土用に食べるもの
春の土用
春の土用は、戌(いぬ)の日に「い」のつく食品・または丑の方角を守護する四神(白虎)から因んで『白い食品』
例:インゲン豆、いなり寿司、イカ、いちご、山芋(とろろ)、ネギ
夏の土用
夏の土用は、丑(うし)の日に「う」のつく食べ物・同上の理由で玄武に因んだ『黒い食品』
例:うなぎ、梅干し、うどん、シジミ、ひじき、昆布
秋の土用
秋の土用は、辰(たつ)の日に「た」のつく食べ物・同上の理由で青龍に因んだ『青い食品(緑色も含む)』
例:たまご、タコ、たくあん、青魚
冬の土用
冬の土用は、未(ひつじ)の日に「ひ」のつく食べ物・同上の理由で朱雀に因んだ『赤い食品』
例:ヒラメ、羊、ひき肉、パプリカ、トマト
これらの風習は、一説によると「季節の変わり目で体調を崩しやすく、食事で栄養を取って健康に過ごすため」だと言われています。
有名な「夏の土用の丑の日」では、ウナギを食べて精を付けて夏バテ対策!と言った感じです。
実際のところ、現代では、栄養価の高い食品が当たり前になっているので、ウナギを食べたところで効果は薄いと言われています。
ウナギの他、土用を冠した土用餅、土用卵、土用シジミと呼ばれている食品も存在しますし、いわゆる「ゲン担ぎ」や「無病息災を願うイベント」として昔から楽しまれていたのかもしれません。
まとめ
・土用とは、季節の変わり目の雑節。
・土用の丑の日は、季節ごとに必ず1回存在する。
・季節ごとの土用は、○○を食べるとよいとされる風習がある。
残念ながら、食事や病気に困る機会が少ない現代では覚える必要は薄いですね。
一般的に言われている「(夏の)土用の丑の日」以外は知らなくても問題ないと思います。
しかし、あえて昔の風習を現代で行ってみるのも知識人っぽくてオシャレかもしれませんね。
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