ホットケーキの材料がないパターン別の代用品を紹介!自宅にある材料で楽しめる方法

大人も子供も大好きなホットケーキ。
しかし、いざ作ろうと思ったとき…
「ホットケーキミックス粉がない」と困ってしまった。
「ベーキングパウダーなんて買ってなかった」と後悔して諦めてしまった。
こんな経験はありませんでしたか?
今回は、ホットケーキの材料が見つからなかったときに代用できる食品を紹介していきます。
各材料が「なぜホットケーキに必要なのか」理由を知っておけば、いざと言う時応用が利くのでぜひ知っておきましょう。
そして、普段と違う材料を使って、少し変わったホットケーキを作ってみてはいかがでしょうか?
ホットケーキミックス粉が無い場合
ホットケーキミックス粉(以下、HM粉)が無くても、最低限の材料さえあればホットケーキは作れます。
HM粉の原材料は、小麦粉・砂糖・ブドウ糖・植物油脂・ベーキングパウダー・食塩・乳化剤・香料・着色料などです。
HM粉は、お菓子作りに必要な材料が一通り入っている調合済み調理粉ってことですね。
それならば、家庭にある材料で調合してしまえば悩む必要はありません。
ホットケーキミックス粉の代用品
薄力粉
小麦粉と記載されていたら一般的に『薄力粉』を示しています。
薄力粉は、どの家庭でも常備しているはずだと思うので簡単に揃えられると思います。
しかし、HM粉と同じ感覚で作るとペッタリとしたホットケーキ…というよりクレープ生地のようになるので『ふくらし粉』が必要になります。
材料
・薄力粉 75g
・ベーキングパウダー 5g(小さじ1杯)
・砂糖 20g
・塩 ひとつまみ
作り方
調合方法:ボウル・またはビニル袋に入れて混ぜるだけ
薄力粉の代わりに強力粉でも代用が可能です。
『薄力粉』『強力粉』どちらも小麦粉ですが、グルテンの配合量で分けられています。
強力粉は、パン作りなどで使われる小麦粉ですので、普段よりも『しっかりとしたホットケーキ』が出来上がります。
ベーキングパウダーが無いから作れない
と困ってしまう方もいると思いますが、ほかの物で代用できるので安心してください。
後で解説する『ベーキングパウダーが無いときの代用品』をご参考ください。
米粉
小麦アレルギーやグルテンが身体に合わない人は『米粉』が代用品になります。
小麦粉で作るよりもモチモチとした食感のホットケーキになります。
・米粉 75g
・ベーキングパウダー 5g(小さじ1杯)
・砂糖 20g
・塩 ひとつまみ
先ほどのレシピの薄力粉がそのまま米粉に変わっただけですね。
同様にボウル・またはビニル袋に入れてしっかり混ぜるだけで完成です。
てんぷら粉
てんぷら粉の原材料は、小麦粉・卵・ベーキングパウダー・デンプンなどです。HM粉の原材料と似ていますね。
てんぷら粉は、実質ホットケーキミックス粉と言っていいレベルです。
普段作るホットケーキと同じ分量・作り方をてんぷら粉に変えるだけで、同じように作ることが出来ます。
余ったてんぷら粉があったら、使い切るためにホットケーキとして再利用してよいでしょう。
牛乳が無いときの代用品
牛乳は、ふくらし粉から発生したガス(気泡)を潰れにくくする役割があります。
と言っても、必須材料ではありません。ただの水で代用可能です。
その他、ジュースなどを使うと風味が変わったホットケーキになります。
豆乳
豆乳に含まれるたんぱく質などが気泡を潰れにくくさせる機能があります。牛乳と同じですね。
ただし、豆乳独特の風味がありますので豆乳が苦手な方はダメかもしれません。
水
牛乳の代わりに同じ量の水に変えるだけ。
パンケーキのように味は淡泊になって癖がなくなります。
牛乳が苦手な人は試してみてもよいでしょう。
ただし、牛乳に比べて膨らみにくくなるかもしれません。
飲むヨーグルトや野菜ジュースなど
牛乳の代わりに同じ量のジュースに変えるだけ。
味の濃さが気になる人は、水で割ってもいいでしょう。
例えば、オレンジジュースを使えばオレンジ風味、カルピスを使えばカルピス風味のホットケーキといった一風変わったものを楽しめます。
ベーキングパウダーが無いときの代用品
小麦粉・牛乳・卵はあってもベーキングパウダーがない!という人は多いのではないでしょうか?
ベーキングパウダーは、ガスを発生させて生地を膨らませてフワフワさせる役割。いわゆる『ふくらし粉』や『膨張剤』のことですね。
要は、生地をふっくらさせる役割があればいいので代用品もそれなりに存在します。
重層(別名ベーキングソーダ)
ベーキングパウダーは重層やコーンスターチなどと調合してガスの発生量を調整したものです。
そのため、重層はベーキングパウダーの代用品になります。
ただし、ベーキングパウダーに比べて次のような問題があります。
・苦味・しょっぱさが出る
・独特の香りが発生する
・料理が黄色くなりやすい
入れすぎると問題が発生するので、しっかり計算して料理に使いましょう。
BPのグラム数×2/3=重層のグラム数
例えば、BP 5gと言ったら、重層は3g
計量スプーン(1杯5g)なら、小さじの半分ちょっと。
実際の場面では、ベーキングパウダーの半分ちょっとを入れればいいと覚えるだけですね。
メレンゲ
卵白を泡立ててメレンゲにすると、炭酸ガスの代わりになってフワフワとしたホットケーキになります。
イメージとしては、スフレケーキ食感のホットケーキと言ったところでしょうか。
角が立つくらいのメレンゲを作って、焼く直前に生地とさっくり混ぜて焼くだけでOKです。
ただし、直ぐに焼かないと気泡がつぶれてベチャっとなるので注意が必要です。
ドライイースト
パンの発酵に使われるドライイーストでも代用が可能です。
しかし、重層やメレンゲと違って、発酵時間や細かいレシピが異なるため『ドライイーストで作るパンケーキ』といったレシピを参考にするとよいでしょう。
ここでは注意点を2つだけ解説します。
・ドライイーストを入れすぎるとパンの匂いが強く出てしまいます。
・レシピにより違いますが、発酵には1~3時間ほど時間がかかります。
以前、私が強力粉とドライイーストで作った時は「ただのパン」が出来上がりました。二の舞にならないように注意してください。
炭酸水
一番お手軽でオススメなのが『炭酸水』です。
牛乳の代わりに炭酸水を使うだけでフワフワしたホットケーキになります。
煩わしい重層の計算やメレンゲを泡立てる手間を考えずに楽で速く作れるのがポイントです。
33.5万イイネを集めた炭酸水を使ったホットケーキレシピはこちら
・ホットケーキミックス粉150g(上の代用粉でもOK)
・砂糖(HM粉を使わない場合)
・卵 卵1個
・炭酸水 150ml
・マヨネーズ 大匙2杯
まとめ
ホットケーキミックス粉が無くてホットケーキが作れない!とお困りの方は多いです。
しかし、どの家庭でもある材料だけで美味しいパンケーキを作ることが可能です。
普段の材料よりも代用品を使ったほうが美味しくできた!なんてよくあることなので色々と試してみるのも面白いでしょう。
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