罹患率or羅漢率どっちが正解?企業や病院でも間違える難解な読み方の答えはコレ

罹患・罹病・罹災。これらは身近で見かけない言葉です。
アナタは罹患・罹病・罹災の読み方がわかりますか?
ら…罹患!
羅漢率って聞いたことあるから知ってる!
最近、コロナウイルスの流行により、羅漢率という言葉が話題です。が…
「羅漢率」って言葉はありません!
でも、知らないことは恥ではありません!
この機会に間違えて覚えてしまった読み方を改めてみましょう。
罹患(率)の読み方と意味
読み方:りかん(りつ)
意味は、病気にかかること。
また、一定期間内に特定の疾病を新たに発生した人と危険にさらされた集団に対する割合を「罹患率」と言う。
分かりにくいのでこの記事では、罹患を「り患」と表記します。
羅漢の読み方と意味
読み方:らかん
仏教において、最高の悟りを得た位の高い僧を「阿羅漢(あらかん)」と言い、それの略称が「羅漢(らかん)」。
「羅漢率(らかんりつ)」という言葉はありません。
罹患を間違える人はとても多いから覚えるべき!
「り患」と「羅漢」を間違える人はとても多く…
一般向けに配布される公文書では「罹災・罹患・罹病」をひらがなの「り」に直して読み間違えが発生しないようにしています。
※例えば「り災証明書」など
更には、専門的に公衆衛生学を学ぶ学生、病院や企業のHP等でも見かけるほどです。
※引用するとミスの晒し行為になってしまうのでしません。
言ってしまえば、難しい漢字は読めない人は多く、専門的な人でも間違えて覚えている人が一定層いるってことですね。
巷では、コロナウイルスや疾病に対した「高い羅漢率で~」「羅漢率が年々増加している~」を面白い玩具やネタとして扱う傾向があります。
もちろん、誰かを嘲る発言は見ていて気持ちよくありません。
一方で、ネタとしては流行ったことによる「ミスの発覚と指摘」のおかげで「り患」という言葉を知って新しく覚える機会が増えました。
知らなかったことは恥ではありませんが、間違えて使い続けると恥になります。
この機会に、間違いやすい言葉を改めて覚えてみてはいかがでしょうか?
参考文献
三省堂 大辞林 第四版
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