サンマの内臓が赤い…これって寄生虫?その答えは2種類ある!サンマの寄生虫を徹底解説!

まず先に、寄生虫の画像はありません。
最後まで安心してご覧ください。
秋の味覚「サンマ」
夏から秋にかけて、秋刀魚が美味しくなる季節が近づいてきました。
そんな秋刀魚を食べているとき、ふと内臓に赤いモノが…
もしかして寄生虫…?
これがアニサキスなの…?
そんな不安が頭をよぎると思います。
今回は、サンマの内臓が赤い理由とサンマにつく寄生虫をご紹介します。
サンマの赤い物体って何?
サンマの赤い物体は、2種類あります。
それぞれ、解説していきますので見ていきましょう。
ちなみに、どちらも食べて問題はありません。
が、気持ち悪いなら取り除いても良いでしょう。
1、サンマが食べたオキアミ
サンマの内臓が赤い正体その1
サンマが捕食したオキアミの色素
オキアミと聞いて、ピンと来る方は釣り経験者だと思います。
魚釣りの餌として使われる、エビっぽいプランクトン。
魚にとっての、メジャーなゴハンの一つです。
サンマの内臓に残った「未消化のオキアミ」が赤い物体の正体です。
人間が食べても大丈夫?
もちろん大丈夫です!
オキアミは、魚肉ソーセージの原料として使われていた時代もありました。
人間が食べても問題はありません。
ですが、消化されドロドロに溶けた内容物はイメージが悪い!という方は取り除いてしまいましょう。
2、ヒモ状の赤い物体
サンマの内臓が赤い正体その2
たまに内臓に入っている、赤いヒモ状の正体。
「ラジノリンクス」という寄生虫です。
サンマの肛門から、はみ出している場合もあります。
寄生虫って怖い…
超有名な「アニサキス」で寄生虫=危険というイメージが先行しがちですが…
「ラジノリンクス」は、人間に寄生しません。
万が一、食べてしまっても、問題ないです。
しかし、気持ち的に食べたいモノではないので、取り除いてもよいでしょう。
サンマに潜む寄生虫
養殖でない限り、天然のサンマ…ひいては自然生物には寄生虫がつきものです。
「寄生虫=怖いもの」と想像しがちですが、注意が必要な種類はごく一部です。
そこで、サンマに潜む寄生虫と安全に対処できる知識をご紹介します。
画像はありませんので、安心してください。
ペンネラ
和名は、サンマヒジキムシ
その名の通り、サンマに寄生するヒジキっぽい見た目の寄生虫です。
体表に黒いヒモっぽいのが付いていたら、コイツです。
食べても問題はありませんが、見つけたら取り除いておきましょう。
サンマウオジラミ
実物と出会う可能性は、あまりありません。
表面に付いていて目立つので販売する時点で取り除いてしまうからです。
サンマに黒っぽい穴が開いていたことはありませんか?
それは、「サンマウオジラミ」が寄生していた痕跡です。
サンマウオジラミは人間に寄生しません。
万が一、食べてしまっても問題はありません。
アニサキス
寄生虫界隈で一番メジャーな存在だと思います。
「アニサキス」と聞くだけで身構えてしまうかもしれません。
人体に寄生することはありません。
が!!
胃や腸壁に噛みつかれると強いアレルギー反応が出る場合があります。
※胃痛・嘔吐・ジンマシンなど
一度でも、アニサキスに当たってしまった人は気を付けてください。
死んでしまったアニサキスが、アレルゲンになり症状が出る場合があります。
加熱処理。または冷凍処理をして、殺してしまえば人体への影響はありません。
スーパーで生食として販売されているものは、冷凍処理をしてあります。
アニサキスを処理するためです。刺身でも安心ですね。
逆に、加熱処理と書いてあるものは刺身で食べるのはNGです。
寄生虫に関した世間の誤解
巷では、アニサキス=怖い寄生虫のイメージが強いです。
しかし、適切な処理と知識があれば、無駄に怖がる心配はありません。
・・・というか
アニサキスの中間宿主である「オキアミ」を食べている魚なら大体ついています。
流行っているから危ない!は間違いです。
昔から何も変わっていません。
適切な処理をして、美味しく魚を食べましょう。
まとめ
サンマの赤い物体とサンマの豆知識を紹介しました。
いかがだったでしょうか?
サンマの旬は、短く9月~10月の1か月ほどです。
適切な知識を持ち、調理をしっかりすれば、サンマは怖くありません。
美味しく旬のサンマを食べましょう。
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