枝豆は成長すると何になる?枝豆には毒性があるって本当?枝豆に関するアレコレ豆知識

オツマミ・ずんだ餅に欠かせない枝豆!
美味しくてついつい食べ過ぎてしまう食品の筆頭ですね。
そんな時にふと「枝豆って成長したら何になるんだろう」と思ったことはありませんか?
マメはマメでしょ?何かになるの?
枝豆は成長すると日本人に欠かせない○○になるのです!
意外と知られていないことであると同時に、ほかの人から「そんなことも知らないの?」と言われてしまう知識です。
そして、殆ど知られていない知識として…
生の枝豆には毒性があります!
少し大袈裟に書きましたが、知っておいて損はないでしょう。
今回は「枝豆は成長するとどうなるのか?」と「殆ど知られない生の枝豆の毒性」を含めアレコレ豆知識を紹介します。
枝豆は大豆の成長途中の姿
早速、答えを見ていきましょう!
実は、枝豆は成長途中の大豆を利用したものです。
つまり、「枝豆 = 大豆」ということです。
植物の種類の違いではなく、収穫時期・加工・調理方法が違うだけで全く同じ植物です。
あくまで完熟品or未完熟品の違いってことですね。
枝豆⇒大豆⇒黒豆の順で成長するって聞いたことある!
残念ながら…それは嘘です
枝豆⇒大豆は正しいですが、黒豆にはなりません。
成長度の違いではなく、品種の違いです。
品種が違うといくら成長させても黒くなりません。
その為、「黒豆の成長途中の枝豆」なんてモノも存在します。
「黒枝豆」は入手困難でレアな野菜で一般的に高級品として扱われることが多いです。見かけたらお試しで買ってみてもよいでしょう。
最近では、「枝豆に適した品種」「大豆に適した品種」に分けられて育成されることも多いです。
ある意味、美味しさだけで言えば大豆と枝豆の違いは品種の違いである、といっても過言ではないかもしれませんね。
枝豆は緑黄色野菜って本当?
さて、前の文章で一つだけ違和感を覚える表現をしました。
「「黒枝豆」は入手困難でレアな野菜で~」の部分です。
豆なのに野菜?穀物の間違いじゃないの?
実は、食品分類上では野菜なのです!
「日本食品標準成分表」で枝豆と大豆を調べてみるとわかりますが、「大豆は豆類」「枝豆は野菜類」という分類になります。
※一部では「植物学上」と言っている情報もありますが、正しくは「食品分類上」です。
枝豆は、ビタミンAやβカロテンなどが多く含まれ、緑黄色野菜として扱われます。
一方、大豆はそれらの栄養素が減り、タンパク質やビタミンB1が増え、豆類として扱われます。
なので、あくまで食品として扱った場合ってことですね。
枝豆の毒性
冒頭でも書きましたが、生の枝豆には毒性があります。
ドキっと思うかもしれませんが、殆どの野菜には毒性があります。
毒があるなら食べないほうがいい?
生食しない限り、気にしなくていいです
今まで枝豆を食べて何もなかった人は気にしなくてよいでしょう。
問題は「大量に摂取する」と「人体への影響度」。
そして「枝豆を生食すること」です。
枝豆…というか、生の大豆には、「サポニン」「レクチン」他数種類の毒が含まれています。
サポニンって抗菌とかダイエットに良いって聞いたけど?
ごく少量ならの話です
サポニンは、殆どの豆類に含まれます。そして、ダイエット効果や抗菌作用があるとされています。
摂りすぎはNG!!
コレステロールの吸収阻害や蕁麻疹などの症状を引き起こします。
また、レクチンも多くの食品に含まれています。
以前、ダイエット効果があるとされTV番組で紹介された「白インゲン豆」。
適切な調理が行われず、レクチンが大量に残った状態の白インゲン豆による健康被害が多数出ました。
もちろん、レクチンは大豆にも含まれます。
これだけ聞くと怖いんだけど…
しっかり加熱調理すればOK
枝豆に含まれる毒素は、基本的に熱に弱いです。なので、加熱調理すれば減少します。
普段、調理して食べる分には気にしなくて問題無いでしょう。
※食べすぎはどの食品でもNGです。
まとめ
結論
・枝豆は大豆の未熟状態
・枝豆は大豆と同じ植物
・大豆の生食はNG
・大豆はしっかり調理して食べる
「枝豆は大豆である」「枝豆は野菜」という豆知識と「枝豆には毒性がある」という使える知識を紹介しました。
役に立つ知識と雑学レベルの豆知識を同時に覚えておくと、忘れにくいのでオススメです。
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