なぜ台風コロッケが流行ったのか?元ネタ解説と新しい夏の風物詩の楽しみ方

近年、日本は多くの台風に見舞われています。
2019年の台風の発生個数は29個、うち5個は上陸となっており2020年も同じような台風上陸になるかもしれませんね。
さて、台風の時期になると多くの災害情報と共に『台風コロッケ』というキーワードが度々目に入るようになりました。
台風とコロッケに何のつながりが?と不思議に思う方もいることでしょう。
今回は、台風コロッケについての解説をしていきたいと思います。
台風コロッケとは
台風コロッケとは、台風が来たときにコロッケを食べる行為です。そのままですね。
縁起がいいから~とか、昔からある風習~というわけでは無く、元々は2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の書き込みから生まれた一種のネタのような風習です。
2001年8月に立ったスレッド「【台風11号パブーク】上陸秒読み実況スレッド14号」の111番目の書き込みが発祥だと言われています。
念のため、コロッケを16個買ってきました。
引用: 【台風11号パブーク】上陸秒読み実況スレッド 14号
もう3個食べてしまいました。
台風への懸念と緊迫した書き込みで埋め尽くされていたスレッドに突如「コロッケの話題」。
台風への緊張感と緩和のギャップが「コロッケが食べたくなってきた」「マターリしてて思わずワラタ」と当時のネットユーザー達にウケたことから「台風=コロッケ」の図が出来上がり、一般的に広がっていったと考えられます。
現在では、元ネタを知らずともTwitter等で「台風が来たらコロッケを買ってくるものらしいから買ってきた」「台風が来るとコロッケが食べたくなる」と半分ネタが混ざったネット上の風習として親しまれています。
台風コロッケは廃れるのか?
ネット発祥の風習が長く続くわけがないでしょ…
台風コロッケは廃れてしまうだろうと考えている人も多いと思います。
確かに台風コロッケは廃れてしまう可能性はあります。
しかし、台風コロッケは、既に20年近い歴史がありますし、元ネタを知らずとも楽しめるイベントです。
更にイオンを始めとした大型スーパーが『台風コロッケ』を掲げて惣菜のアピールにより一般に浸透しつつあります。
これを踏まえると『台風コロッケ』は長く愛される風習の一つになるかもしれません。
明確な発祥がわからない恵方巻やバレンタインも浸透しましたからね。
台風コロッケで台風の日が楽しいイベントになるかも
夏は、イオンやコンビニでコロッケキャンペーンが積極的に行われコロッケが特売・セールになる季節です。
令和元年東日本台風(ハギビス)の記憶も新しく…台風と聞くだけで落ち込んでしまいそうになりますが、「台風の季節=コロッケの季節」とあえて新しい風習を楽しむことで少しでも気分を上げていきましょう。
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